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蝦夷日誌 全

 

校訂

蝦夷日誌 全

 

 

 

本書は、武四郎が一市井人として初めて蝦夷地に渡った1845(弘化2)年の東蝦夷地・松前地の記録と、翌1846年の西蝦夷地・樺太の調査に加え、3回目の1849(嘉永4)年の国後島・択捉島を探索調査した記録〈全35巻〉を纏めてなった初の本格的蝦夷地誌である。成立は嘉永3年で、引用文献の中には既に散逸したと目される文献も少なからずあり、幕府その他に呈上された当時から第一級の蝦夷地史料として関心が払われていた。この書は国立史料館寄託本を吉田武三校註により昭和四十六年刊行を見ているが、すでに入手は困難なうえ、一部虫食い、欠丁などもあるので、このたびの翻刻は、宮城県図書館(伊達文庫)蔵本を底本とし、これら一編・二編・三編を三分冊にし一函とした成ったものである。

 

 

著者/松浦武四郎著  秋葉 實翻刻・校訂

A5判/1,280頁

定価: 25,000円+税(税込 27,500円)

978-4-8328-9907-0

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【目次】

【一編  弘化二・四年 東蝦夷地/松前地】 武四郎が蝦夷地に渡るため、弘化2年3月2日(陽暦4月8日)に江戸を出発し、奥州鰺ケ沢から斎藤佐八郎の手船にて江差に着き、和賀屋孫兵衛の手代となり東蝦夷地の箱館〜森〜有珠〜室蘭〜襟裳〜釧路〜厚岸〜斜里〜知床〜根室を廻り10月(陽暦11月)に箱館へ戻るまでと、弘化4年の松前地を記した12巻

【二編 弘化三年 西蝦夷地/カラフト】 弘化3年1月2日(陽暦1月28日)江戸を出発して江差に着き、4月カラフト詰めになった西川春庵の僕となり、西蝦夷地を海岸沿いに宗谷に至り5月25日(陽暦6月18日)に樺太に渡り各地を踏査し、7月16日(陽暦9月6日)宗谷に帰り、枝幸〜紋別を経て知床まで行き、昨年9月に誌しておいた書き付けを見定め、8月13日(陽暦10月3日)宗谷に戻り、陸行し石狩に出て千歳、ユウフツを経て9月上旬(陽暦10月下旬)江差に帰着するまでと、付録としてカラフトの名義などを記した15巻。なお、武四郎はこの年江差にて越年している

【三編 嘉永二年 東蝦夷地沿岸/国後・択捉島】 嘉永2年2月江戸を立ち、閏4月18日(陽暦6月8日)にクナシリ場所請負人柏屋喜兵衛の長者丸に乗り込み、東蝦夷地沿岸を経て、国後島・択捉島に渡り各地を踏査し、6月15日(陽暦8月5日)に箱館に戻るまでを記録し、付録として千島蝦夷のことなどを記した8巻

 
 

 

1999.12.03発刊

 

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